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2007年9月18日 (火)

ファビオ・ルイジ、音楽総監督就任記念公演。現地レポート!

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(エルヴェ川河畔)

ドレスデンへ出張し、9月8日の「サロメ」と9日のファビオ・ルイジ就任記念コンサートを聴きました!
(↓劇場発行の機関紙とルイジの就任記念ポストカード)
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 どの公演も大変すばらしく、この興奮を文字で皆様にお伝えできるか分かりませんがレポートしたいと思います。

 ドレスデンに着いて、まずびっくりしたのが、街中ルイジの写真であふれかえっていること!
劇場の前にはルイジの様々なポーズのポスターがたくさん貼ってあり、後ろを振り向くとサイン入りの旗が風に舞っていました。
さらに、街中の道端のポスターから、バス停の広告まで、とにかくどこに行ってもルイジだらけ!
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地元の有力紙、Sächsische Zeitung(ザクセン新聞)では就任前日から、1面の記事+中面1ページ全部をルイジの記事、インタビュー、プロフィール、ディスコグラフィーにあてていましたし、無論就任コンサートが終わった後も2紙が第1面にルイジの指揮姿を出していました。日本では芸術関係の記事が第1面にくるなんてめったにないことです。
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クラシック業界としては空前の規模の宣伝とともに、就任記念コンサートが行われ、久々の音楽総監督(GMD)就任はドレスデンにとっては「事件」となっていました!


9月8日「サロメ」
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8日のルイジ指揮の「サロメ」は圧巻。そして、本当に質の高い上演。
日本公演と全く同じキャストで上演され、それぞれ国際的なキャリアでも知られていますがこの4名(※下記写真左から、ニールンド、タイトス、シュナウト、シュミット )が、役柄を非常に強烈かつシンプルに演じているので、演出家のペーター・ムスバッハの意図がはっきりと読み取れました。
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まさしく「衝撃のサロメ」 にふさわしい内容でした。

 さらに、ルイジ率いるオーケストラの香り立つ強烈な音楽には息を呑みました。ルイジの「サロメ」は本当にリヒャルト・シュトラウスの楽譜の内容を余すところなく体現していました。
『色彩感』『ドラマ』『スリル感』『スピード感』、シュトラウスが力をこめ、大胆な音を駆使し表現した音楽そして歌手の圧倒的なパワーとそこにマッチしたムスバッハの演出が融合し、本当にハイレベルな世界を作ったと言えます。
伝統的なサロメとは異なった舞台設定や衣装であっても、どこか人間の根本的な様々な性質をいいたてている演出は、終わってから、音楽的な充実感とともに考えさせられる何かを持って帰ることのできる舞台を作りあげていました。
そして主役を演じた二ールンドのサロメは、彼女の魅力を最大に生かしたまぎれもなく第1級の“サロメ歌い”の舞台と言えます。
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この点は現地の評論家の方も大絶賛でした!


9月9日「ファビオ・ルイジ就任記念公演」
 9日の就任記念コンサートには、バローゾ欧州委員会委員長、ベルリンからの政治家、ミルブラントザクセン州首相、スポンサーの幹部から、ドイツ中の音楽関係者、ヨーロッパ中からのビジネスパートナーが招かれ、華やいだ雰囲気と緊張の中で行われました。
(↓左から、ミルブラントザクセン州首相、バローゾ欧州委員会委員長、劇場総裁ユッカー氏)
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コンサートは歌劇場のレジデント・コンポーザーのイザベル・ムンドレイの現代曲、アルバン・ベルクの「7つの初期の歌」、そしてリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」でした。
圧巻はやはり「英雄の生涯」。
すさまじい勢いでルイジとオーケストラの気迫がバチっとぶつかる音がするような瞬間が数多く見受けられました!オーケストラとルイジのやる気一杯のスタートを象徴するような、非常に熱く気迫のこもった演奏で、同時にシュターツカペレ・ドレスデンが「リヒャルト・シュトラウス・オーケストラ」の異名をとるのが納得できる、自信に満ちたものでした。
ルイジの全身で表現する美しく熱い指揮ぶりも健在、その存在感を増した勇姿に感動しました。
また、2曲目のベルクの作品で見事な歌を披露したアーニャ・ハルテロスにも大きなブラボーが飛びました。
演奏後ルイジは何度も熱い拍手で舞台に呼び戻され、会場中が新しいGDMの祝福に沸きました。
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11月の来日公演ではルイジ&シュターツカペレ・ドレスデンの初お目見えとなります。
どうぞご期待下さい!!

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