2007年11月27日 (火)

 26年ぶりのドレスデン国立歌劇場の日本公演、千秋楽!

Salome_5752  日本公演の最終日となる11月26日の「サロメ」は、ルイジ率いるシュターツカペレ・ドレスデンの緊迫感に満ち、豊饒で濃密な響きの演奏の中にも、リヒャルト・シュトラウス独特の叙情性が随所に見られる名演となりました。

 様々なモチーフを巧みに描き出すルイジの手腕もさることながら、サロメを演じたニールンドの歌唱と体当たりの演技は絶品で、フレーズと言葉のニュアンスと声の音色とを絶妙に絡み合わせ、わがまま少女サロメから、欲情する女としてのサロメ、狂気に猛るサロメとを見事に演じ歌い分けました。
またシュミットのヘロデ王、シュナウトのヘロディアス、タイトスのヨカナーンもまさに適所を得て、存在感も抜群の役どころはストーリー全体を引き締めました。
 息もつかせぬほど緊迫感のある「サロメ」は、26年ぶりの来日となったドレスデン国立歌劇場の日本公演の有終の美を飾るに相応しい上演となりました。

 今回はドレスデンで初演された「タンホイザー」「ばらの騎士」「サロメ」と三大決定版を携えての来日公演で、「タンホイザー」にマエストロ ガボール・エトヴェシュ、マエストロ 準・メルクル、そして「ばらの騎士」「サロメ」は音楽総監督ファビオ・ルイジが指揮をし、シュターツカペレ・ドレスデンがオーケストラ・ピットから音楽を支えました。
そして、世界一級の歌手の皆さん、美しい弱音から迫力ある合唱まで聴かせてくれた素晴らしい合唱団、バンダ、エキストラの皆様、舞台上の動きを統括する演出スタッフ陣、指揮者や歌手を支える音楽スタッフやプロンプター、そして大掛かりな舞台美術・美しい照明を創り出した日独舞台スタッフ、衣装やヘアメイクのスタッフ、わかりやすい字幕をサポートしてくださった訳者やオペレータースタッフ。 

また、歌劇場アドミニストレーション、そして運輸・旅行社、通訳の皆様。

多くの人々が関わるオペラはまさしく“総合芸術を超えた総合芸術”といえるかもしれません。

 そして来日公演を実現のために特別協賛を頂きました大和証券グループ様、協賛を頂きましたアウディ ジャパン様、明治乳業様に感謝申し上げます。

そして、何よりも今回の来日公演にご来場くださいましたお一人お一人の皆様に心より御礼申し上げます。

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終演後には舞台下手で来日公演終了の乾杯!
「皆さん、ありがとう!」のスピーチをするマエストロ・ルイジ

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ガブリエレ・シュナウト
さすがに30年以上も世界のトップに君臨しているだけあり、ヘロディアスもヴェーヌスも存在感抜群でした。

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ヴォルフガング・シュミット
ムスバッハ演出のヘロデ王を演じさせたら右に出るものはいないのでは?というほどのはまり役。2008年2月には新国立劇場のラッハマン演出「サロメ」で来日です。


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アラン・タイトスとシュミット
ムスバッハ演出では常に姿を見せているヨカナーンでした。今回は「タンホイザー」でもフル出場でヴォルフラムを歌いました。とても良い笑顔です。

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カミッラ・ニールンド
6月に新国立劇場の「ばらの騎士」で来日した際に、取材を受けたマガジンハウスの「クロワッサン」のオペラ特集掲載誌を渡され、ハッピー!

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マダム・プロンプター!
長いオペラは本当に大変!狭いところからお疲れ様です。

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東京文化会館の舞台袖に「ドレスデン国立歌劇場2007」の看板が掲げられました。ファビオ・ルイジ、シュターツカペレ・ドレスデン、歌手、スタッフがサインをしました。東京の音楽の殿堂に新しい歴史が刻まれました。

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2007年11月26日 (月)

「サロメ」プレトーク

「サロメ」プレトークで、よりオペラを楽しめます!
「サロメ」では開演前に作品をより楽しんでいただけるようにドレスデン国立歌劇場アーティスティック・プロダクト・ディレクターのベネディクト・ホルトベルントさんによるプレトークを行っています。

24日のプレトークでは、30分をフルにいかした「サロメ」の分かりやすい説明がたっぷりされました。ドレスデン国立歌劇場で初演した「サロメ」の当時のエピソードにはじまり、サロメ、ヨカナーン、ヘロデ、ヘロディアスなど主要人物がとる行動が表す深層心理についての説明がありました。

また、今回のシンプルで抽象的なムスバッハの舞台意図についても説明がありました。
「生きている間には体験できない愛というこの作品テーマの不条理さを際立たせるためムスバッハは、このクリーンな空間を創りました。この真っ白の明るい舞台空間に人物が立っているだけの方がより音楽の官能的な響きが伝わり、また傾斜がきつくて落ちそうになる舞台は、現在の社会の心理状況を、またその端は社会の断崖を表しています」。

このような背景を知ると、また新しい「サロメ」に出会えそうです。
本日もこのプレトークが18:30から開催されますので、ぜひお早めにお出かけください。

http://www.japanarts.co.jp/html/dresden2007/abstracts.htm#salome

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2007年11月25日 (日)

11月25日「ばらの騎士」千秋楽!

本日、「ばらの騎士」の千秋楽を迎えました。
なんともいえぬ“ゆらぎ”のフレーズをリヒャルト・シュトラウス・サウンドで彩るシュターツカペレ・ドレスデン! 熱演ながらもエレガントな指揮でオーケストラをまとめあげるマエストロ・ルイジ。
そして、会場を沸かせたクルト・リドルのオックス男爵の見事な演技。
ストーリーにこめられた人生訓を見事なアンサンブルで表現するシュヴァンネヴィルムス、ヴォンドゥング、森麻季の至上の三重唱。
合唱のみなさんもモハメッド役の男の子もワンチャンたちも、本当にお疲れ様でした。そして、ご来場くださいました皆様、心より御礼申し上げます。
「ばらの騎士」はNHKBSで2008年1月12日に放映される予定です。

Curtaincall
カーテンコールに応える出演者たち

Afterstage
ステージを終えてホッとひといき

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今日も名演技の天ちゃんと森麻季さん

ーおまけー

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今日はこんな素敵なお客さまも・・・
先日、ギドン・クレーメルとのデュオで素晴らしい名演を披露した
クリスチャン・ツィメルマン。

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11月24日 伝説的「サロメ」!

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ついに真打ち登場!
サロメ初日の上演後の会場は割れんばかりの拍手と大ブラボーで包まれました。
ニールンドのサロメ、シュミットのヘロデ、シュナウトのヘロディアス、タイトスのヨカナーンと、まさに演技もキャラクターも歌唱もベストマッチの歌手たち。そしてルイジの指揮に、集中度の高いシュターツカペレ・ドレスデンの演奏からは、彩られた様々なモチーフが聴こえてきて、まさしく伝説的「サロメ」の上演となりました。
この公演もあと残すところ1公演!

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26日(月)は日本公演を締めくくる最終公演となります。
18:30から劇場の芸術部門のディレクターDr.ベネディクト・ホルトベルントによるプレトークも行われます。上演は19:30より、どうぞお楽しみに!

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2007年11月24日 (土)

11月23日ばらの騎士 NHKホール

開演前のチェック!
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テンちゃんです。階段うまく登れましたね!!
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モニターに食い入るように観ている出演者たち!2幕のドタバタ劇では大きな笑いも。。。
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クルト・リドルさんも最終幕の元帥夫人、オクタヴィアン、ゾフィーの美しい三重唱に聴き入っています。中には涙する団員も。。。
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美女トリオ。
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元帥夫人とモハメッド。次回の演技の打ち合わせもばっちり!
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サイン会にて!
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2007年11月23日 (金)

NHKドイツ語講座取材

NHKドイツ語講座のインタビューを受けました!放映日が決定しましたらお知らせします!

オクタヴィアン役のアンケ・ヴォンドゥング。
赤いコートとめがねのフレームのコーディネイトがおしゃれ★
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元帥婦人役のアンネ・シュヴァンネヴィルムス。
緑の素敵なブラウス。目の色も深い緑で美しい★
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2007年11月22日 (木)

「サロメ」リハーサル

11月22日にサロメのオーケストラリハーサルが行われました。

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↑マエストロ・ルイジとシュターツカペレ・ドレスデン

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↑下手の花道から見る舞台セット。急斜面の手前はチェレスタとハーモニウム

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↑「タンホイザー」の滋味深いエリーザベトとはうってかわって、サロメ・モード全開のニールンド。

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↑マエストロ・ルイジの指示を真剣に聞くサロメ役のニールンドとヨカナーン役のタイトス。

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↑舞台のてっぺんから客席を撮影しました。

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↑実際、舞台の急斜面に立ってみました。
ほんとうに怖いくらいの急斜面!
ここでよく歌って演じられるな、と改めて歌手の皆さんのプロ意識に脱帽です。

-おまけ-
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↑舞台スタッフ。何の修行中?

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「ばらの騎士」の舞台制作現場から

東京文化会館の「サロメ」と並行して11月21日NHKホールで「ばらの騎士」の立て込みが行われました。
前日22:30から深夜作業で早朝4時まで組んでまた午前9時から仕事開始です。
舞台スタッフの皆さま、お疲れ様です。
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↑写真は朝9時の時点です。照明と天井が先に組まれます。

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↑「ばらの騎士」の設計図です。

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↑舞台スタッフのシフト表。
早朝まで仕事した人の次の日の仕事開始は15時からとなっているなど、
綿密なスケジュールが組まれています。

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↑午前11時45分。よいしょ、よいしょ!第一幕の壁と壁をはめ込み中。

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↑左の写真は表、右の写真が裏です。後ろからも入念にチェック。

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↑この日は女性誌のオペラ特集で舞台設営の現場取材が入りました。
早朝の4時まで頑張りつつ、朝9時から現場を仕切るボスがいろいろエピソードを語りました。

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「サロメ」の舞台制作現場から

昨日から東京文化会館にて「サロメ」の舞台設営が始まりました。
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↑東京文化会館用の「サロメ」の設計図。

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画像で見ると意外と普通に見えますが、セットの大きさ、舞台の斜面などは想像以上に急で大きなものです。
実物のセットを見ていただけると、タンホイザーのスケールにも負けていません!

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だいぶ完成に近づいてきました。
アラン・タイトスが演出家ムスバッハに聞いたところ、舞台は”口(クチ)”を表しているそう。

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2007年11月21日 (水)

18日「ばらの騎士」初日レポート

ルイジの素晴らしい指揮により大変盛り上がった「ばらの騎士」初日の舞台裏写真をお届けします。
※画像はクリックすると拡大します。

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↑ヴォーカル用ピアノ・スコア。

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↑2幕終了直後のショット。

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↑そろそろ3幕。出番を待つオックス男爵役のクルト・リドル
  目を閉じて集中(?)しています。

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↑無事公演が終了!最後の美しい3重唱に大きな拍手が贈られました。
  シュヴァンネヴィルムスの元帥夫人は必見です!

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↑この日1番の貴重なショット。
  出演したワンちゃんに「お疲れ様!」と声をかけるルイジ。

次回の「ばらの騎士」は23日と25日にNHKホールで行われます!
くわしい情報はこちらから!

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